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酒と音楽が好きなゲイのブログ

きみの気持ち教えて

回帰する明暗に。淵の灯も知らないまま。何食わぬ顔をして街を歩いていた。目につく眼鏡をかけた低身長の男はあの人を彷彿とさせている。苦しみも悲しみも大好きも全部そこに詰まっていて、どうしようもなかった。愛するだけでは報われなかった全てを闇鍋みたいにして食べることができたら、どんなに楽だったろうか。冬の空は灰色でどんどん視界を奪っていく。真っ先に足元が見えなくなる。どこにいるのかわからなくなる。ただ、なんとなく街を歩けば、あの人に会える気がした。その行為が正しいのかどうかなんて聞かないでね。なんとなく入ったドトールでコーヒーを飲む。会社の帰りに王将でご飯を食べる。天津飯を見るたびに思い出す背中や影。ああ、そうか、本当に好きだったんだ、そういう感情だけが蛇口から溢れて、水たまりになる。美しくもなくて、むしろ汚い日々だけが消費されていた。そんなところから救い出してくれたのは思いもよらない人で、嬉しくて悲しくて涙が出た。今朝の朝日も昨日の夕日も直視できない。大好きとか愛してるとか簡単な言葉で整理できないから、キスだけをしてほしい。いってきます、いってらっしゃいができる関係。ジャングルの奥底で出会えた奇跡。いつでも会いにきてくれる人。唯一、おれを正しい方向に進めてくれる人、そんな人に出会えたことはおれの人生でも分岐点だったのかもしれない。この人があの苦しみから助けてくれたから、だから、おれも精一杯の言葉で伝えたい。精一杯の力で伝えたい。