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酒と音楽が好きなゲイのブログ

Mary Lou

3/24
接待だった。
得意先1人とおれと年配の上司の3人で飲んだ。
オーソドックスな居酒屋だったけど、それなりに食べ物が高価そうだった。春野菜の天ぷらは少し苦かったけど、日本酒にはよく合った。
おれの上司は2月に奥さんを亡くしている。なぜ、その話になったのかはわからないがその話になり、上司が言った『妻を亡くしてから、1人で夜のスーパーに行くようになった。サラリーマンのおっさんがみんな半額になった惣菜や弁当に食いついて、カゴに詰め、レジに並んでいた。今までこういう世界があることを知らなかったから、同じようにレジに並んだ時、ああ、自分も1人になってしまったんだ、この人たちと同じなんだと感じた。そうしたら、もうスーパーには行けなくなってしまった』と、ボソボソとしゃべった。
社内では毅然としている人が、ここまで弱っていることを知り、愛している人を失うということの重みを感じた。

帰りに2人だけでバーに行き、話をした時も『おれは本当は太陽やひまわりのような人と出会いたいし、青空が似合う人と付き合いたい。だけど、いつもどこか弱く、欠点がある人を好きになる。それは自分が優越感に浸りたいとかでは決してなくて。同情しているとかでもなくて。単純にそういう人が好きなんだと思う』と言っていた。
どんな人も誰かを好きになるってことはどうしようもないこと。それは同じこと。それは何歳になっても。たぶん同じこと。

3/25
恋に落ちたと思ったが、どうやらなにも始まらないで終わりを迎えたみたいだった。既読がついたままのLINEの画面を見ながらぼーっとしていた。
この日、おれは別の男と会った。おれの悪いところはすぐに悲しい話をしてしまうこと。自分の欠点を話してしまうこと。嫌われたいわけでは決してないけれど、自分が誰かに受け入れてもらえるかどうかを試すようなことをする。本気で好きになった後で、おれのことを知った後で、取り返しのつかないことになるのが単純にめんどうくさい。惰性で生きているんだと思うし、恋人同士という関係にあぐらをかいてしまいがちだ。
彼が『誰だって悲しい時はあるし、暗い漫画くらい読むでしょ』という発言や『みんなダメなところはあるし、その方が人間っぽい』というような発言は少なからずおれを助けてくれたし、励みになったし、元気が出た。相変わらずわかりやすくてバカで不器用なおれが恋に落ちそうな瞬間が目の前で起きる。好きかどうかはわからなくて、だけど相手のことを知りたくて、自分のことを知ってもらいたくて。必死になる。たぶん、今から本気になる。自分のことを好きになってくれない、好きになるヨユウがない人を追いかけるより、自分のことを好きになってくれる人と向き合った方がシアワセになれるのかもしれない。あなたのこことこことここが好きですって言ってくれる人。出会いは20点でも、そこから100点に近づけるよう向き合っていけたらいいなと思える人。

 

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