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酒と音楽が好きなゲイのブログ

ストロベリーショートケイクス

ストロベリーショートケイクスという映画を見た。原作は魚喃キリコの漫画。
映画があるというので見てみたが、なんともいえない期待を裏切られた感じだ。
原作と違うって言うと、そりゃ映画にするんだから変えないと面白くないって言われるかもしれないし、そういう考えの人は意外と多いから、あれなんだけど、見れば見るほどやるせない気持ちになった映画だった。
それもそのはず、おれはこの漫画が結構好きで何回も読み返している。だからこそだと思う。

簡単に説明すると、4人の女性のそれぞれの物語。
4人の話が章を飛び越えて交互にやってくる。
イラストレーターの塔子。
OLのちひろ。
フリーターの里子。
デリヘル嬢の秋代。
それぞれがぞれぞれの生活があって、それぞれの人生の一部を切り取ったような作品。
おれはフリーターの里子が一番好きだったし、里子演じる池脇千鶴も好きだから、期待していたけど、なんかちぐはぐ。働いている場所の相違や、原作と違って秋代と繋がっているし、おれはこの漫画の魅力はそれぞれの登場人物が交わることなく物語が進んでいくところにあると思っていたのに、映画では変な設定が追加されていて、里子の魅力が生かされていないし、それにともなって池脇千鶴もただの不思議ちゃんみたいになっているのが微妙の一言でしかなかった。

全体的に音量が異常に小さい映画という感じで、嘔吐シーンが変に印象的な感じだった、ちゃんと嘔吐に意味があるのに、その意味を全く表されていない映画という感じ。
ひたすらに誰も幸せになれないというメッセージを匂わせてくる。
本当はそんな意味はない作品のはずなのだけれど、どうしてここまで悲しく、無機質に無意味な映画にしてしまったのか。残念な気持ちだけが溢れてきた。途中見る気が失せて、飛ばしながら見たりしたし、おれは原作を推奨するよ。原作は線が細くて、つらそうに見えて、変なキラキラした何かを感じるから。

ストロベリーショートケイクス自体は運がよければブックオフで100円で買うことができます。