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酒と音楽が好きなゲイのブログ

恋は朝に

食器用洗剤のボトルを押して、手を離したら、プスッと音を立てて、何個かのシャボン玉が空へ飛んだ。虹色の小さな水晶。フライパンを洗う手を止めて、一瞬だけ見入った。このフライパンで作ったものをあなたがもう食べることはないのだと思う。散々なことが…

来了

冬の轟音に体を開くこともできず、耳を塞いで春が来るのを待っていた。一つのことに集中しているとどうしても神経が切れた時に両手を広げて真実を受け入れることができない。新しくなることはそういうことに近い。次回、悲しみの出現時に迎え撃つことができ…

悪口

夢から覚めた瞬間、自分が夢の中にいるのか、現実にいるのか一瞬わからなくなる時がある。0.何秒みたいなのを経て、ああ、ってなんとなく、現実ってこんな感じだったなって、見上げた天井から事の顛末を理解する。 海の底をモゾモゾと動きながら生活している…

laughter in the dark

家にいると息がつまるし、熱がでているわけでもないのにボーッとする。 部屋にある、あらゆるものが目に入ってきては、それまでの幸せの日々を思い出して、悲しくなる。どこで間違えたのか、あの日、あの時、あの瞬間に戻ることができれば。無茶なことばかり…

VOID

この曲を聴くと、あの時、あの瞬間、あの季節、あの気温、あの匂いって思い出すことがある。気がつかないうちに、その時よく聞いていた曲を思い出の栞にしていた自分に虚しくなるし、笑えてくる。 もうオモテを半袖ではとっくに歩くことができなくなってしま…

手紙

世の中は呪いで出来ている。誰かにかけられた呪いを背負って生きている。わたしも誰かに呪いをかけている。 いきなり秋になったその日、コートを着て出かけた。街は水飴。『透き通るように澄んだ空気』そんなのはどこにもなくて、排気ガスと二酸化炭素、ゲロ…

初恋

世の中の多くの人は道に生えてる花に興味を持たない。 毎日少しずつ変わる日常に対して自分の中の当たり前や常識を当てはめて生きている。そして、その当たり前や常識は多くの人が同じように考えていることと被っているので、自分たちが普通だという考えがど…

湿った夏の始まり

夢の中で問われている。本当の幸せとか愛とかについて。いつも答えられないまま夢は終わるけど、起きた時にきっと真面目なおれはなんとなくそこらへんの言葉を拾ってそれとなく模範解答に近い回答をするだろうと思う。もちろん誰かを理不尽に傷つけながら。…

東京

今、この瞬間、一瞬一瞬を切り取っていると世界があまりにも鮮やかで目を開けていられない。目を瞑ると脳の中で魚が泳いでいたり、腕を沢山の槍で突き刺される映像が見える。怖いとか気持ち悪いとかじゃなくて、単純に自分の本体が別の場所で息をしているの…

水鏡

4月に異動をして、一気に心がバグった。酒があまり美味しいと感じなくなった。また始まったのかと思う疲弊を愛する日々にあたかも自分が被害者のような面をして毎日本社に向かっている。満員電車も40分電車を乗ることも初めてで、それだけでなんだか疲れてし…

道程

這い上がる水は金色の、今までのそれとは全く別の色を模していた。おれたちの永遠、おれたちの一瞬。一緒にしてきたことはすぐにパァになったもんだから、笑えてくる。今までも経験してきたこと、わかっていたこと。1人で勝手に盛り上がって鎮火する。1人で…

ゲイと東京

池袋の季節は冬、色は灰色。出口を選ばなければ誰かに左手を引っ張られて、気がついたら風俗街にいる。そんな街で、どこにでもあるような恋愛をしていたのは22歳の頃。過去を思い出すことはとても憂鬱になる。最初にも最後にも生きてきて、おれが22歳の温度…

きみの気持ち教えて

回帰する明暗に。淵の灯も知らないまま。何食わぬ顔をして街を歩いていた。目につく眼鏡をかけた低身長の男はあの人を彷彿とさせている。苦しみも悲しみも大好きも全部そこに詰まっていて、どうしようもなかった。愛するだけでは報われなかった全てを闇鍋み…

喧嘩上等

黄河は歩く。淵の灯を知らないまま。おれはいつのまにか知らない場所に来てしまっていた。死ぬことも生きることも忘れたまま。先日、セフレとはさよならしました。もうこれでおしまい。手に入らないものを追いかけるのはやめた。あからさまに目の前にない光…

村の終わり

川の温度を知らない。川に入ったことがないから。川の流れの速さを知らない。川に入ったことがないから。村の終わりはいつも突然で必然だった。歴史を変えるためには何かを変えるしかない。時代なのか自分なのか。わからないけど。おれはただ黙ってタバコを…

薄ら氷心中

ビルとビルの間を、冬の風は容赦なく通り過ぎる。冬の喫煙所は一瞬の風景。みんなすぐに部屋に戻ってしまう。埃っぽくなった髪の毛を今日も洗う。誰かに見られるわけでもなく、自分を保つための最小限の所作は、ただ死ぬことから逃げているだけな気もする。…

はじまりの国

常々考えているのは恋愛のことだから、そればかりにフォーカスを当ててブログを書いている。残りのことは仕事のことだけど、仕事のことを文章にしても面白くないと思うしね。そもそも恋愛のことを文章にしているのが面白いのか? 浮気も不倫も無職も経験した…

コミックジェネレイション

東京とその他の東京に住んでいる。もしくは東京に”属している”友達や友達に似た何かに生活を引っ張られている。あれほど魅力的だったJR新宿駅は様々なおれの大好きな音楽家達が歌っていて、常にそこに連れて帰ろうとしてくる。一方おれは一体どうしたいのか…

スローガン

あれだけ大好きだった東京という街がいつのまにかそれほどでもなくなっていた。大阪が安心して住める場所だと様々な登場人物によって、塗りたくられていく。いつの間にかこの街はカラフルになっていた。東京に住む利点は友達が多いことと、すぐに家族に会え…

フクロウ

冬になると聴きたくなるのは、ノイズだった。ほぼどのシーズンもノイズを聞いてるけど、それでもやっぱり冬が似合う。冬はノイズの季節だってことをみんな知らない。無表情の愛に押しつぶされそうな毎日を相も変わらず送っている。ただ、毎日がなんとなく楽…

空が鳴っている

しばらく鬱屈としていた自分とはさよなら。新しい自分、なんて言わないけど天国に似ているようで地獄のこの世界で生きていくことを決めた以上は何もかも楽しまなきゃだよね。自分が好きだったバンドが解散したり、好きだったお菓子が廃盤になったり、確実に…

よい朝を、いとしいひと

plenty 「よい朝を、いとしいひと」 - YouTube どうしようもない感情の時、人は誰に何を聞いたらいいのかわからないらしい。少なくともおれはそうだ。今、目の前で起きていることがよくわからない。どうしようもないんだから、多かれ少なかれわからないのは…

ぽあだむ

銀杏BOYZ - ぽあだむ (MV)※リピート再生用 - YouTube 好きって一体どこからが好きなんだろう。セックスできるから好き、話しが合うから好き、予定が合わせやすいから好き、好きもたくさん種類があると思う。どうして自分がこの人を好きなのか?考えるのが大…

銀杏BOYZ_光 - YouTube 休職して2週間弱が経った。土日に遊んでくれる友達がいない平日は退屈で、毎朝起きては洗濯、朝ごはん、掃除をして、家の近所を音楽を聴きながら歩いたりした。銀杏BOYZ、昆虫キッズ、スカート、宇多田ヒカル、大森靖子をよく聞いた。…

生きる

しばらく、どうしてこんなに悲しいのかを考えていた。夏が始まる前くらいにやってきた”そいつ”はゆっくり時間をかけておれを悲しみの海へと運んでいった。悲しみの海は、あざかやなスカイブルーの色を模していた。プールの底。ずっと戻ることができない外の…

終端の王と異世界の騎士

Sound Horizon 「終端の王と異世界の騎士」 - YouTube きっとみんな大なり小なり悩んで暮らしている。今ある幸せが。なくならないように、毎日努力をしようと必死だ。 じゃあ、お前はどう? そういう声が聞こえてきそうで怖い。とにかく、毎日感情の垂れ流し…

冷たいギフト

自分で悲しみをコントロールすること。それをなんだかんだと続けていたら、自分でコントロールできなくなってしまった。悲しい悲しい悲しいばかり。ずっと水の中で暮らしている。静かにゆっくりとプールの底で、天井を眺めるように、残暑を眺めていたら、す…

美しい火

誰にも愛されないとわかっている。誰にも理解されないとわかっている。だから、どんどん自分を傷つけても平気だった。 ずっと水中で暮らしているような気がする。水面まで泳いで浮上しようという気になれない。ただ、なんとなく水の中で自分の顔を見つめてい…

this is love

台所の換気扇がうるさくなってきた。なんか、埃とかがたまってるんだと思う。灰皿を洗っている時ほど無駄な時間はないなと思う。2缶目の缶チューハイは少しだけ残してしまう。前よりも酒の量が減った。朝が来るたびに涙を流してしまう。めざましテレビの”朝”…

reborn

reborn - Syrup 16g - YouTube 大好きも大嫌いもどうでもよくなってきた。かといって、中途半端な言葉はどれも信用できない。白か黒か。yesかnoか。必ずどちらかを選びたい。会いたい人、会いたくない人。今自分に何が足りていて、何が足りないのか。そうい…